アイコンを大切に育てつつ、オートオルロジュリーにアプローチ。さらなる飛躍のためのベル&ロスの戦略とは?
機構を際立たせた、腕につけるモダンアート
新作の「BR-X3 マイクロローター」は、2025年に発表され、これぞベル&ロス流のオートオルロジュリーとして話題となった「BR-X3 トゥールビヨン マイクロローター」の流れを継ぐモデルだ。トゥールビヨンは割愛されたが、ムーブメントそのものを主役とした透明感あるスタイルはそのまま踏襲する。
「搭載するのは、本作専用に開発されたマイロローター搭載のマニュファクチュールムーブメント。このBR-Cal.390は、スクエアのミドルケースと完全に一体化しており、それを上下のサファイアガラスでサンドイッチしています。つまりわずか3つのパーツで構成されているわけで、このミニマルな構造自体、ひとつの技術革新だと考えています」
デザインのハイライトは、香箱、テンプ、マイクロローターをトライアングル状に美しく配置したところだろう。縦と横方向にグリッド状に走らせた幾何学的な、ブリッジデザインとあいまって、モダンアートのような趣きもたたえている。
マイクロローターをはじめムーブメントの主要パーツを水平方向に配置することで、キャリバー自体の厚みを抑え、総厚をわずか9㎜にとどめたのも本作の大きなポイント。結果、ムーブメントを直接腕に乗せているような軽快感があり、もちろんフィット感もとても高い。
「オートオルロジュリーの世界にステップインするにあたり、“ムーブメントをデザインに取り込むこと”を、クリエイティブディレクターのブルーノ・ベラミッシュは大前提に掲げています。同時に、“複雑機構だけがオートオルロジュリーを定義するわけではない”という強い信念も持っている。BR-X3 マイクロローターはそうした彼の考えを見事に体現したモデルと言えるでしょう」
BR-05の36㎜ケースにロマンチックな星空ダイヤルを追加
昨年のベル&ロスは、スクエアケースをモダンかつスタイリッシュに進化させた「BR-05」コレクションに、36㎜サイズを追加した。こちらも小径時計のトレンドに乗りたい人たちの間で目下大ヒット中だ。
「じつは社内ではBR-03で小径時計を出すアイデアもあったのですが。23年にケースを42㎜から41㎜にマイナーチェンジしたばかりであることと、ケースがコンパクトになるとエレガントさが増すため、BR-03が備えるブロフェッショナル用のツールというイメージを損ねかねないとの声もあった。その点BR-05はもともと都会的で洗練されたデザインのため、このコレクションで36㎜を出したのです。この判断は成功だったと思います」
2026年は、人気沸騰中のBR-05の36㎜モデルに、アベンチュリンダイヤルをセットした新作が登場した。星空のように煌めく深いブルーダイヤルの中で、ひときわリッチな輝きを放つ星々はダイヤモンド製。じつはこれらはワシ(イーグル)座をかたどっており、インデックスのダイヤモンドととともに、盤面をロマンチックかつ、ミステリアスに見せている。
「BR-05の36㎜モデルのエレガントさを一層際立たせる新作であり、女性のユーザーに強くアピールするものと期待しています。もちろん男性の方がつけても素敵でしょう。ギリシャ神話におけるワシは、ゼウスの使いであり、天と人間をつなぐ存在として描かれています。空の世界から着想を得てウォッチメイキングを行う我々にふさわしいモチーフであり、これまたベル&ロスらしい1本だと自負しています」
スクエアケースというアイコニックなデザインを守りながら、機構、美観ともに大胆なチャレンジを続け、アートピースのような作品まで続々と手がけるベル&ロス。今後もそのクリエーションに目が離せない!
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ショパールコピー(CHOPARDレプリカ)