ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2025やジュネーブ・ウォッチ・デイズ2025などの主要な見本市を経て、今年も多彩なレディースウォッチが出そろった。
今年は、各ブランドのアイコニックな意匠や優れた機能性を維持しつつ、女性でも着用できるよう小ぶりにリサイズされた新作の登場が目立った。また、既存モデルをよりきらびやかに仕立てた、あるいは新ムーブメントを搭載したモデルなどもリリースされ、現代女性の多様なニーズに応える選択肢がさらに広がった印象である。
今回は、そんな豊作となった2025年の新作群から、特に注目すべきレディースモデルを5本、各ブランドからピックアップして紹介する。デザインの完成度の高さはもちろん、内部機構にも妥協のない傑作たちを、ぜひチェックしてみてほしい。
Ref.9935BH/4Y/964 D0は、そんな創業250周年記念モデルのひとつだ。ダイアルはタヒチ産マザー・オブ・パールにアヴェンチュリンガラスを重ねた2層構造を採用。6時位置にオフセンターダイアル、12時位置にムーンフェイズが配置されており、夜空に浮かぶ月のようなロマンチックな表情を見せる。
エルメスコピー激安華やかにセッティングされたダイヤモンドも、本作の特徴である。ダイアル12時位置とアワーマーカーに計7つのペアシェイプダイヤモンドがあしらわれたほか、球形のラグにはスノーセッティングで施されるなど、随所にきらびやかな装飾が見られる。ケースは、オリジナルをほうふつとさせる優美なオーバル型のフォルムを持ち、ダイヤモンドの装飾に加え、コレクション初の18Kブレゲゴールドが採用されたことで、節目の年にふさわしい特別感を演出している。
搭載するムーブメントはCal.537L2だ。パワーリザーブ表示を廃した新型であり、従来機より大ぶりなムーンフェイズを搭載している。また、このムーンフェイズの月もマザー・オブ・パール製であり、ここにはブレゲのシグネチャーであるシークレットサインが記されている。
セルペンティ トゥボガスは、古来より永遠や知恵の象徴とされてきた“蛇”のモチーフを、螺旋状にうねるブレスレットでモダンに表現したコレクションだ。ケースとシームレスに連なるブレスレットは、はんだ付けを用いずに、コイル状に仕上げることで柔軟性を備えており、手首に巻きつくようにフィットする。Ref.103905は、このアイコニックな造形を、18Kピンクゴールドを用いてラグジュアリーに仕立てた1本である。
ギヨシェ装飾が施されたホワイトオパーリンダイアルには、ピンクゴールドコーティングの針とインデックスが配され、知的でエレガントな表情を見せる。また、ベゼルにはダイヤモンド、リュウズにはカボションカットのピンクルベライトがあしらわれ、腕時計全体のエレガントかつフェミニンな印象が強められた。