1961年に誕生し、当時の国産高級時計市場をけん引したキングセイコーが今年復活した。
キングセイコーの代表モデルといえるのが、1965年に誕生し、“KSK”と呼ばれた2代目キングセイコー。初代にはなかった防水性能や、秒針を留めて時刻合わせができる秒針規制装置を備え、実用的な進化が高く評価されるモデルだ。デザインでも、無駄のないダイヤルレイアウトや、エッジを際立たせたシャープなケーススタイリング、ボックス型のガラス形状など、キングセイコーのオリジナリティを確立したモデルとしても知られている。
キングセイコーの代表モデル“KSK”を復刻した限定モデルとスペシャルエディション|SEIKO
そんな“KSK”のデザインを引き継ぎ、“The Newest Classic”を体現する2つのモデルがリリースされる。
世界限定1700本、日本では700本限定で販売される「“KSK”復刻デザイン 限定モデル」は、“KSK”の特徴をディティールまで忠実に再現しながら、オリジナルのSSモデルにはない、エレガントなデザインを加えたモデル。ダイアルにはシャンパンシルバーを用い、多面カットが施されたインデックスとシャープな形状の針にはイエローゴールドカラーを取り入れて華やかさを演出。当時のアクリルガラスのシルエットをより広い見切りで再現すべく開発されたボックス型サファイアガラスには、
フランクミュラー レディース内面無反射コーティングを施すことで、どの角度から見ても高い視認性を実現させた。
キングセイコーの代表モデル“KSK”を復刻した限定モデルとスペシャルエディション|SEIKO
裏蓋には、キングセイコーの楯をモチーフとしたブランドマークがあしらわれ、イエローゴールドカラーのメダリオンがアクセントに。ムーブメントはオリジナルが手巻きだったのに対し、最も薄い自動巻きキャリバー6L35を搭載することで、オリジナルモデルと0.5mmの差に抑えた厚さ11.4mmのフォルムを実現している。
キングセイコーの代表モデル“KSK”を復刻した限定モデルとスペシャルエディション|SEIKO
また、キングセイコーが藤棚の美しさで有名な東京・亀戸天神社近くにあったセイコーの機械式時計工場で誕生したことに由来するのが、全世界のセイコーブティックで販売される「セイコーブティック スペシャルエディション」。紫色のダイアルに放射仕上げが施され、繊細なグラデーションを加えることで、風で波のように揺れ動く、亀戸天神社の藤波を表現した。
こちらも多面カットを施した立体的なインデックスや、堂々とした太い針など、“KSK”のデザインを受け継いでおり、なかでも12時位置のインデックス天面に施されたライターカットのきらめきは、このモデルの個性を引き立てる。
搭載するムーブメント、キャリバー6R31は、
ルイヴィトン コピーカレンダー機能を省くことでオリジナルの“KSK”と同様、ダイアルの端正な美しさを際立たせるとともに、コンパクトな自動巻き機構と約70時間のロングパワーリザーブ性能を両立させた。さらにブレスレットには、1960年代のキングセイコーをオマージュしたフラットな多列ブレスレットのほか、パープルのステッチを施したライトグレーのカーフ製ストラップも付属。それぞれの表情を楽しめる。