トゥールビヨンとは、アブラアン-ルイ・ブレゲ（1747-1823）が開発した機構です。
彼が生きた18〜19世紀初頭は、時計といえば置き時計や掛け時計が主流であり、携帯式時計として懐中時計を使用していた時代でした。トゥールビヨンは、携帯しているうちに時計の向きが変わっても高い精度を保つことを目指して発明された機構でした。
トゥールビヨンは、ヒゲゼンマイ、アンクル、テンプ、ガンギ車などによって構成される調速機と脱進機を、キャリッジと呼ばれるパーツ内にまとめたもので、キャリッジは1分に1回という規則的な周期で回転するようになっており、これにより垂直方向の重力を分散させ、精度を保つようにできた複雑機構です。
スッキリとした非常にシンプルなグレイン仕上げを施した文字盤にはひと際目を惹く６時位置に設けられた小窓。
その小窓より複雑機構の一つであるトゥールビヨンの動きが鑑賞できます。また、こちらのムーブメントは国際的なコンクールで優勝した精度を誇る名器Cal:978をベースに設計されており、信頼性の極めて高いトゥールビヨンムーブメントとなっています。
１）ケースの厚み11.3ｍｍとトゥールビヨンを搭載しているにもかかわらず、薄型モデルとなっております。
２）サファイアクリスタルガラスのシースルーバックよりクル・ド・パリ装飾を施したゴールドのローター、トゥールビヨンの機構も鑑賞していただけます。
３）バックルはデュプロインバックル仕様となっており安易に着脱ができ、着脱の際の不意の落下も軽減する事ができます。
世界三大複雑機構の”トゥールビヨン”を搭載したマスター・ウルトラスリム・トゥールビヨン～ジャガー・ルクルト～ - Jaeger-LeCoultre
シンプルながらも複雑、腕元でテンプが回転するのを見ながら時間を確認するのも魅力的ですね！
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