本モデルはスウォッチの独自開発素材“BIOCERAMIC”をケース、ベゼル、クラウン、バックルに使用。煙を思わせるデザインをプリントしたクリアカラーの文字盤には、暗闇で光るホワイトの時分針、グリーンの秒針を配した。風防にもバイオ由来の素材を使用している。
また、マットで淡いグリーンカラーでベルト、バックル、ケースを統一し、ホワイトのベゼルを組み合わせた。ケースサイズは47mmと大きめで、楽しい雰囲気に合わせたデザインと合わせて、遊び心のある仕上がりとなっている。
独立時計師アカデミー(AHCI)会員である浅岡肇氏が立ち上げたブランドのひとつ“KURONO TOKYO”は、ブランド初のパワーリザーブインジケーター採用モデル“リザーブ・ド・マルシェ‘SENSU N.O.S.’”を発表した。10月10日午後10時からのオンライン一般販売に先駆け、クロノトウキョウ青山サロンにて実機プレビューと国内在住者向けの先行予約受付を実施している。
元々、パワーリザーブインジケーターに特別な関心がなかったという浅岡氏だが、製作過程を通じてその魅力に目覚めることとなったという。本作の見どころはいくつもあるが、やはり目を引くのは研究と開発に3年半の時間がかかったという文字盤だ。通常は平面に刻まれるギョーシェだが、クロノトウキョウの伝統を受け継いで外周に曲面を備えたボンベ文字盤上に仕上げられているのだ。浅岡氏のコメントを参照していただきたい。
「中央のピラミッド状のパターンが文字盤外側にいくに連れて緩やかに傾斜していますが、そのための原型を作ることが、まず非常に難しいものでした。文字盤のブランクは通常よりもずっと厚く作られており、パワーリザーブや24時間表示の深い窪みの部分まで一体で成形されています。そこを如何にシャープに作るかも、技術的なハードルが非常に高いものでした。結果的に陰影が強く、エレガントな文字盤が出来上がったと思います」
文字盤の写真を見てもらえればわかるが、ギョーシェパターンの緩やかな傾斜、高低差のあるインダイヤルが陰影を生み出し、文字盤に美しい立体感をもたらしている。
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